こまごめ通信vol.14(2020年5月号)ができました

駒込を愛する人びと「駒込人」が発行するこまごめ通信。駒込人お気に入りの人やお店、スポットをご紹介します。

 風薫る五月!と思っていたら、一気に爽やかさを通り越し、あっという間に初夏の様相。かと思えば続く梅雨ばりの曇天。何とも落ち着きません。外出自粛が長引いていますが、駒込人は「地元を楽しむ」をモットーに、各自、今できることを模索中です。

茶店のカウンターを出て

「おかあさん」という女性が安心できる場所が世界にあるといい、その気持を強く持っていました。そのひとつに強く思っていたのが、カフェでも時々見る「迷惑だからやめなさい」というしつけが、どうか減ってくれないかと。見えない敵を抱えて、それはお母さんをいつも苦しくさせているように見えた。

 私がお店に勤め始めた頃から、いつもお子さんを連れて自転車でコーヒーを買いに来る素敵な女性がいた。彼女はいま四人のお子さんを持つ母親で、子どもたちは明るくて元気で素直なところがとても印象的だった。それはそのまま母親である彼女の性質を表しているようにも思いました。

 ある雨降りの夕方、店内で人とお話していた彼女は、びしょ濡れになって商店街を駆け回る彼らを咎めもしなければ、転んで騒いだときにも店内からそれを眺めて大きな口を開けて笑っていた。それは子どもがそのままの感性でいることを大きく受け止めているような態度で、このご時世なかなかできることではなくてじんとした。

 辞める頃に、「これから学校に通う」と教えてくれた彼女の顔を見て、わたしもなんだか誇らしくなった。このような顔をする人たちが四人も増えて、日本が良くなっていくといいなと思った。

しば田ゆき

小さな旅

 駒込に引っ越してきて、四ヶ月が過ぎた。どこか懐かしいこの街に住まいを定めて、嬉しかったことは素敵なカフェがたくさんあること。その中でも、個人的なお気に入りは「MIDDLE GARDEN COFFEE STAND(MAP①)」だ。霜降銀座商店街を過ぎて、すぐ先の小径を入ったところに静かに佇むカフェ。六義園と旧古河庭園、駒込のふたつの庭園を結ぶ〈真ん中の庭〉でありたいと願って名付けられた店内は、緑と静けさに満ちている。

 静かな店内で、ブレンドを飲みながら書き物をしたり、考え事をしたりするのが、至福の時間だ。「温度によって変わる味わいをお楽しみください」という小さなメッセージが添えられたコーヒーは、優しく思考の旅に寄り添ってくれる。時折、窓の外を眺めて、街の様子を眺めて、少しぬるくなったコーヒーを啜って、ゆっくりと言葉を編む。そんな緩やかな時間の中で育まれる思考には、コーヒーの豊かな香りが染み込んでいるかもしれない。

 四月から、シングルオリジンの受注焙煎を始められたとお伺いして、早速お願いした。焙煎されたてで、ほかほかの豆を持ち帰りながら、心まで温まる気がした。毎朝、少しずつ変わる風味を楽しんでいる。最初はシャープな味わいのグァテマラ、次に頼んだのはケニア。まるで小さな旅をしているようだ。家にいても、コーヒーの香りと共に思考は広がる。次は、どこに旅に出ようかしら。

藤野沙優(オペラ歌手・ライター)

駒込東公園(②)

 駒込は坂道の多い街だ。あちこちで坂道に出くわす。登山が好きな私でもちょっときつい坂道があったりする。そんな数ある坂道の中でもよく使っているのが、六義園のある台地からアザレア通りに続く、木戸坂だ。この木戸坂に隣接してあるのが「駒込東公園」なのだが、ここが私のおすすめスポットである。

 ここ駒込の地でカフェを開いてから二年が過ぎたが、急に食材がきれたりすると、アザレア通りの商店街によく買いに出ている。その際にこの「駒込東公園」を通るのだが、この公園には、ベンチが各所にいくつかあって、そこに座ってゆっくりできる。そのため、この公園のベンチはしばしば私の癒しのスポットになっている。

 特に開業して間もない頃は、立て続けに色々な問題が発生し、店に寝泊まりする程忙しい日々が続いていたのだが、そんなときにこの公園は一息ついて、ゆっくり考えを巡らせたり、ぼ~っとしたりするのにとても心地よい時間をくれた。昼間は子供たちがはしゃぎまわって元気に遊んだり、地域の住民が運動をして、体を鍛えたりしているのだが、夜になるとひっそり静まりかえって、あまり人影も見なくなる。そんな時間帯にテイクアウトしたご飯とお酒を片手に一日の反省会を一人でするのだ。特に桜の咲く時期は視界一杯に広がる鮮やかな夜桜を独り占めしながら、ご飯を食べる。そうして、いつも元気をもらっている。「大丈夫。明日も頑張れるさ。」ここは駒込のパワースポットであるに違いない。

関根健人(コメントのセキネコ隊員)

駒込を楽しみ隊

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駒込ニュース

 新型コロナウイルスの影響下、なかなか実際に集まることが難しくなっていますが、「駒込を楽しみ隊」を中心に、オンラインで「こまごめ会議」を開催しました。「駒込スタンプラリー」「こまごめ銭湯めぐり」「街コン」「こまごめ版ジャズプロムナード」「こまごめマルシェ」等々、アイディア盛りだくさん!多くの困難がありますが、〝アフターコロナ〟を見据え、駒込を盛り上げる種を蒔いておけたら良いですね。

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