こまごめ通信vol.23(2021年2月号)ができました

駒込を愛する人びと「駒込人」が発行するこまごめ通信。こまごめ人お気に入りの人やお店、スポットをご紹介します。

   今年はあまり寒くなりきらないうちに、春一番が吹きました。一年近く、新型コロナウイルスのせいで家籠りになりましたが、今年の春は外で思いっきりのびのびできるといいな。


和菓子&イタリアン酒のマリアージュ

 様々なお店で溢れて、住んでいると何も困らない駒込。そのたくさんのお店の中で、日本の町に欠かせない和菓子屋さんももちろんある。恐らく一番有名なのは駒込駅東口からすぐの「中里」(MAP①)さん。揚最中、南蛮焼、ぶどう餅の三種類の看板商品で勝負できる、一五〇年近くの歴史を持つお店なのよ。因みに駒込に引っ越したのは約一〇〇年前だから……まぁ私より駒込住歴が長いね(それはそうだろう!)。笑

 その他の情報はホームページに載っているので私が語らなくても大丈夫(笑)だけど、イタリア人の私からおすすめできるのはイタリアのお酒とのペアリング! そう、和菓子とお酒が合うのよ。
 例えばイタリアのアペリティフでよく飲む「アペロール」(←これも約一〇〇年前に生まれたドリンクだよ!)はポテトチップスなど、油の多いおつまみと一緒に楽しむのが一般的だが、ごま油の香るパリパリ「揚最中」にちょうどいい! 最中皮で挟んでる餡も甘すぎないので違和感がなく、アペロールのちょっとフルーティーな風味が引き立つ。お酒が苦手な方には、似たような柑橘系の味わいのある「チェドラータ」(ノンアルコールの炭酸ドリンク)に合わせても美味しい。

 そしてもう一つイタリアの人気食前酒、「チナール」(シナール=ビタミンCではないよ。アーティチョークを使ったリキュールなの!)には「南蛮焼」を是非合わせてみて♪ 南蛮焼はおぐら餡、またはうぐいす餡を挟んで、私の大好きな沖縄(沖縄にも駒込があればいいなー笑)の黒糖を使ったどら焼きに近いお菓子なの。ふっくら生地の黒糖の奥深い甘さがチナールの苦味を和らげて、口中で美味しく味が調和される! 割と存在感のあるお菓子なので飲みながら酔わないのも良いよね〜。このようなペアリングは少しチャレンジに聞こえるかもしれないけど、今度おやつの時間を和菓子バーの気分で楽しんでみてください! そして他のペアリング、駒込和菓子のおすすめをお待ちします♪

キアラ(イタリア料理研究家/ 和菓子バイヤー/モデル)
日本中の和菓子からおうちイタリア料理まで投稿してるよ♪ インスタグラム@chiara_hmomo

つよい結びつき

 たかが〇〇、されど〇〇。店名には、そんな意味が込められているらしい。酒満んぢうと真摯に向き合う店主の想いがよく表れている。「あとは三文字で覚えやすいっていう理由もあるんですけど」と、はにかみながら店名の由来を教えてくれた。満んぢう作りに没頭するあまり、三時間しか寝られない日々が続くこともあるらしい。生地パンも定番の餡ももちろんおいしいのだが、研究熱心な店主が生み出す季節限定餡の満んぢうが、いつも楽しみだ。

 日本酒の香りが軽やかに漂う店内で交わす、短い世間話に愛を感じる。手渡された満んぢうは、掌のうえでホカホカ温かい。旅立った満んぢうは、ちゃんと大事に味わって食べますから安心してください、と毎回店主に伝えている(心の中で)。

 ひとつひとつ丁寧に作っているから、あまり多くは作れない。いつだったか、ひとつ前のお客さんで売り切れてしまったことがあった。内心「あっ!おばあちゃん、そんなに買わないで……」と願ったのだが、仕方がない。客人をもてなす為に、おいしい酒満んぢうを用意したかったのかもしれないし。そんな日もある。

 しかし、「されど」(③)を紹介するなら本当はもっと適任者がいる。私に「されど」を教えてくれた、人懐こい笑顔が印象的な好青年だ。されど愛に溢れる彼の話を聞いて、私もされどに行くようになった。今では、されどに行けば彼を、彼のことが話題に上ればされどを思い出す。他の地へ住まいが移った後も、ときどき駒込へ遊びに来てくれていた彼だけど、最近は便りを聞いていない。コロナ禍で大変な世の中ですが、お元気ですか?

くれまちこ(駒込レベル中級ライター)

こまごめニュース

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発行:こまごめ通信 編集部
編集:織田博子
校正:くれまちこ
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