サバイディー!リョーヤです。
前回までの「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、僕が国際協力の仕事を目指したきっかけや、国連職員になるまでの経緯について、ザンビア、パラグアイでの経験を中心にお話させていただきました。
シーズン1「ラオスでの生活編」、シーズン2「国際協力との出会い編」から構成される過去20本の連載もご覧ください。
さて、今回からは、シーズン3「国連職員の一日編」です!国連職員が普段どのような仕事をしているのか、なかなかイメージがつきにくいと思います。目まぐるしい日々のなか、雑務も含めたさまざまな仕事を臨機応変にバタバタとこなしているのが現実なのですが、ここでは典型的な一日をマンガを通してご紹介できればと思っております。
朝ごはんは基本的に食べないことの方が多いのですが、どうしてもお腹が空いているときは、家のすぐ近くの露店でサクッとカオソーイやカオピヤック(ラオス版のうどん)を食べます。ラオス人の方々も出勤前に麺類を食べることが多く、人気の露店は朝からとても賑わいます。
僕の職場の勤務時間は(公式には)8時〜17時なのですが、8時にオフィスに来てもほとんど誰もいません(笑)
始めの頃は「日本人として時間は守らねばならぬ」という精神を発揮し、8時にはオフィスに来ていたのですが、誰もいないと結局仕事にならないので、最近は8時半頃にゆるりと出社をしています。ちなみに、それでも一番乗りのことがほとんどです。
その時間にオフィスにいるのはだいたい日本人の僕と、韓国人、アメリカ人の同僚。ラオス人や他の国の人たちはその後マイペースに出社。この辺りはお国柄が反映されている気もします。
国連の仕事は成果主義。与えられた仕事をきっちりこなしていれば誰にも文句は言われません。逆に、与えられた仕事以外はやらないというのもはっきりしています。しっかり仕事さえしていれば出勤時間なんぞ気にしないという文化は、個人的にはとても合っています(日本に戻ったら働けなそうですが・・・笑)。
ちなみに(公式には)17時に仕事が終わりますが、16時を過ぎると人がどんどん消えていきます。ランチライムも(公式には)12時〜13時の1時間なのですが、だいたい1時間半〜2時間は使っている人が多いです。そんなこともあり、「13時〜14時にミーティングは設定してはいけない」という暗黙の了解も存在します。
ラオスは他の国と比べてものんびり働くという印象が強いです。〆切直前にならないと何も動き出さないことにももう慣れました。1週間前まで何の準備もできていなかったのに、なぜか直前になって〆切にはなんとか間に合わせるという不思議な馬力も持っています。
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【インスタライブやってます!】
「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」のイラストを描いてくださっているマンガ家の織田博子さんと定期的にインスタライブを開催しています。
次回は、2023年12月20日(水)日本時間21時半〜インスタライブ第4弾!今回は「旅」をテーマにゆるゆると気軽に聴けるトークをする予定です。お時間ある方、ぜひご視聴ください!
ご視聴されたい方は、インスタアカウント「@ryoryoryoooooya」でご検索、フォローください!当日時間になったらインスタ上で配信が開始されます。ライブ配信で聴いてみたいことなどあればお気軽に質問してください。あなたの質問がマンガのネタになるかも!?
漫画のイラストについては、食を旅するイラストレーター・マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。
ユーラシア大陸を横断したり、世界各地のおばちゃんやおじちゃん、家庭料理を描いた織田さんの漫画が大好きだったので、「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」連載にあたり、織田さんにご協力いただけることをとても嬉しく思っております。
海外旅行や世界のローカル料理が好きな人にはたまらないと思いますので、織田さんの書籍もぜひチェックしてみてください!