サバイディー!リョーヤです。
前回の「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、国際協力におけるファンドレイジングの重要性について、僕が新卒で働いた会社での経験をもとにお話させていただきました。
今回は、「国際協力は現場に行くだけがすべてではない」というお話をしたいと思います。

みなさんは国際協力の「現場」というと何を思い浮かべるでしょうか?
電気も水もない村で現地の人たちとともに汗を流す姿でしょうか?もちろんそれは紛れもなく国際協力の現場だと思います。ただ、国際協力にはたくさんの「現場」が存在します。
前回の資金調達の話のようにオフィスでプロポーザルを作成することもそうですし、現地政府の役人との会議やワークショップに参加することもそうですし、国際会議の場で発言をすること、そしてファンドレイジングや広報も立派な国際協力の仕事です。
もっといえば、NGOやNPOに寄付をすることだったり、クラウドファンディングを応援すること、SNSで途上国や紛争地域の現状について発信することも国際協力の一つですし、これらも立派な国際協力の「現場」であると思います。
学生時代は自分がアフリカや南米に行き、手足を動かして何かを実施することが国際協力だと思い込んでいましたが、ファンドレイジングの仕事をしたことで、国際協力というものの幅広さと、誰もが国際協力に関われるという気づきを得ることができました。
国際協力に関わりたいと思っているみなさん、まずはあなたにできる「現場」を見つけてみるところから始めてみてはいかがでしょうか?
ーーーーーーーーーー
漫画のイラストについては、食を旅するイラストレーター・マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。
ユーラシア大陸を横断したり、世界各地のおばちゃんやおじちゃん、家庭料理を描いた織田さんの漫画が大好きだったので、「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」連載にあたり、織田さんにご協力いただけることをとても嬉しく思っております。
海外旅行や世界のローカル料理が好きな人にはたまらないと思いますので、織田さんの書籍もぜひチェックしてみてください!