サバイディー!リョーヤです。
前回の「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」では、新卒で就職した会社を1年で辞め、アフリカ大陸にあるスーダンに引っ越した話をしました。
いよいよ今回から波瀾万丈のスーダン編、本格的にスタートです!

社会人になって初めての海外勤務、しかも未知の国スーダンということで、困難なことはたくさんあったのですが、真っ先に苦労したのが「自分の見た目」です。
日本人は海外に行くとやはり若く見られます。初めてスーダン政府の人にお会いしたときに「中学生かと思った!」と言われるくらいには童顔なもので、仕事の話をしていてもどこか舐められているような感じがありました。小さなNGOで働いていたので、組織を代表して会議に出席する機会もあり、プロフェッショナルな一人の人間として話をしてもらう必要がありました。
当時は英語もロクにできなかったので、英語力を伸ばすことも急務だったのですが、そんなことより髭を伸ばすことにまずは力を注ぎました。ジャラビーヤという民族衣装を着てスーダン人らしさを出してみたり、45℃前後まで気温の上がる昼間に体を焼いて肌をなるべく黒くしてみたり、世の中の人たちがアンチエイジングに精を出すなか、必死にエイジングをする25歳の自分。

また見た目だけでなく、態度や仕草などにも気を遣うようにしました。特に日本人はどんなシーンでも笑顔で話す癖があるように思います。基本的にはにこやかに話すことは親交的な態度を示す意味で良いことだと思いますが、ちょっとシビアな話であったり、交渉事を進める際は、あえて表情を重めにすることも大事だと学びました。

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漫画のイラストについては、食を旅するイラストレーター・マンガ家の織田博子さんにご協力いただいております。
ユーラシア大陸を横断したり、世界各地のおばちゃんやおじちゃん、家庭料理を描いた織田さんの漫画が大好きだったので、「新米国連職員のぱにゃにゃん日記」連載にあたり、織田さんにご協力いただけることをとても嬉しく思っております。
海外旅行や世界のローカル料理が好きな人にはたまらないと思いますので、織田さんの書籍もぜひチェックしてみてください!